10年間、忠実な相棒だった私の車は、ホンダのオデッセイ。
ナンバーは7373。その名を「なみなみジョニー」といった。桑田佳祐の「波乗りジョニー」のパロディだ。
なみなみジョニー
走行距離、35000キロ足らず。定期点検を欠かさず、エンジンも快調。まだまだ乗り続けるつもりだった。
ところが、最近になって、90歳の母の足になる機会がめっきり増えた。そして、車の床が高く、乗り降りの難しさが気になりだした。
そろそろ、買い替え時なのだろうか。ふと考えるようになる。
時を同じくして、
「近日、ニュー・オデッセイ誕生!」の情報を耳にする。なんというタイミングの良さ。じつは、ジョニーの前の車も、オデッセイだった。
わが家はなぜかHONDAのファン。最初にVIGORを買ってから30年近く、セカンドカーも含めた7台すべてが、HONDA車なのである。
初代オデッセイが発売されたのは次男がまだ赤ちゃんだったころ。CMには、アダムスファミリーが登場し、長い黒髪の妖艶な母親と、車を這い回る赤ちゃんが、私のハートをとらえた。わが家もCMと同じダークレッドのオデッセイを買い入れた。そして、ハンドルを握るのは常に私だった
康泰旅行團。
わが家の初代オデッセイ。チェーンを巻いて山中湖へ。
というわけで、ニュー・オデッセイと聞いて、購入へ心の針が傾く。
しかも、初のスライド式ドアで、ステップが低いとなれば、母を乗せるにはおあつらえ向きではないか。
そこへ、さらなる偶然が舞い降りてきたのである。
Facebookで、ある投稿が目に留まった。アフリカのケニアで献身的に支援活動を行っている日本人が、救急車代わりの車を探している、というのだ
歐洲旅遊。